Webマーケティングについて
Webマーケティングとは、検索エンジン、Eメール、PCやスマートフォンの各種Webサイトを、ソーシャルメディア等での施策の実施、広告出稿、そしてその結果のデータ分析まで一連の活動全般のことです。当サイトでは、このWebマーケティングについて解説しています。
近年、デジタルマーケティングという言葉が定着してきましたが、Webマーケティングと比べると、テクノロジーを駆使して集積したデータ群の管理、データ分析に関する操作を以前より簡易にし、活用しやすくしたものと考えています。データマーケティングの要素がより強めに入ってるだけで、Webマーケティングとデジタルマーケティングには、大きな違いはありません。手段の言い方に多少の違いがあるだけで本質は変わりません。
参考文献:村上佳代 著 「マンガでわかるWebマーケティンング」 株式会社インプレイス 発行
そもそもマーケティングとは、
マーケティングとは、「売り上げが上がるための戦略、考え方、それを実現させるための仕組み・施策・運用手段のすべて」と定義して、Webを通して実現させる活動を「Webマーケティング」と定義してもいいと考えています。
マーケティングを一言で言うと、「売れ続ける仕組みづくり」「お客様に買いたくなっていただくこと」です。
経営学者ピーター・ドラッガー氏は、「マーケティングとは、営業を不要にするものである。(お客様がすでに買うつもりであれば、営業活動は不要であるから)」と述べています。
企業や部署によっては「調査、分析」「広告」「販売促進」と、限定的にマーケティングを定めているケースもまだまだあるようですが、それぞれの期待と役割が異なるため、異なる表現が生じるのは、仕方のないことだと思います。
いずれにしてもマーケティングとは企業活動そのものであり、経営者の意思や意図が大きく反映されます。いわゆる「経営者視点になってみること」がマーケティング部門の方にとっては必要なことだと思います。
マーケティングの4つの定義
- 売り上げが上がるための戦略、考え方、それを実現させるための仕組み・施策・運用手段のすべて
- 顧客ニーズへの適合と競争優位を構築する活動
- 売れ続ける仕組みづくり
- お客様に買いたい気持ちになっていただくこと
いずれも経営視点に非常に近いものです。
Webとは、
Webという言葉で、PCだけをイメージしやすいのですが、Web施策には、スマートフォンやタブレットなど、インターネットにつながるすべての端末への施策、取り組みが含まれます。
- 各企業のWebサイト
- ニュースや各種情報メディアサイト
- 情報や商品をキュレーションするWebサイト
- 通販などの各種アプリケーション
- Facebook、InstagramなどのSNS
- 個人のブログ、そのツール群
- Amazon、楽天市場などのネット通販サイト
- Google、Yahoo!JAPANなどの検索エンジン など
まだまだありますが、販売、情報提供、またそれに対して広告や情報を提供しており、Web上でできるマーケティングは非常に幅が広いです。
PVだけでいいんですか?
PVとは、Webの世界では、「ページビュー」すなわち「Webサイト内を閲覧されたページ数」のことです。Webマーケティングに使われる指標としては、最も一般的で基本的な指標です。
指標として代表的なものを整理すると、次に様なものがあります。
1、PV : 「ページビュー」のことで、解析指標の基本となります。わかりやすく言うとWebサイト内で閲覧されたWebページ数のことです。
2、UU : 「ユニークユーザー」のことで、具体的なユーザー数を見る場合に使います。重複をカウントしないユーザー数を指します。
3、セッション数 : 「のべ人数」のことで、訪問回数のことです。
4、1人当たりの指標 : 量より質を見る指標。これが決め手(因数)になることもあります。マーケティング施策を考える際に非常に有効です。
5、CVR : 「コンバーション率」のことで、決め手(購入数、申込数)などの目的の数値をUU数で割って算出します。
6、KPI : 「重要業績評価指数」のことでマーケッターの仕事は、『KPI』作りといえます。『KPI』とは、目標を目指すうえで、実際の行動の目安になるように、分かりやすくした数値のことです。
7、KGI : 「重要目標達成指標」のことで、KGIの達成のための1つ1つの施策が計画通りに実行され、達成できそうかをKPIの達成度によって計ることになります。
マーケティングの第一歩は【KPI】から
『KPI』とは、「目標を目指すうえで、実際の行動の目安となるように、わかりやすくした数値」のことです。
マーケティングを実行する上で、『KPI』を策定することが不可欠です。
企業の各部門全体を捉えた一気通貫の『KPI』を作成することが重要で、その『KPI』達成の進捗を検証し、次の策に繋げて最終目標である売り上げ達成に導くことが最終ゴールです。
『KPI』を策定の5つのポイント
- 業種、業態、扱う商品によって大きく異なるので、マネをしても意味をなさない。
- 定量化された「目標」や「KGI」から因数分解されたものです。
- KPI策定は、目標を達成するための行動に対する「意志」である。
- 策定したら、予実管理を必ず実行し検証する。
- 「目標」ではなく、目標を達成するための「行動の目安となる指標」である。
PDCAを回す
PDCAとは、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の1つです。
- PLAN(計画):目標を設定し、具体的な施策や行動計画に落とし込む。組織構造と役割を決めて人員の配置計画を立てる。
- DO(実施・実行):組織構成員の動機づけを計りながら、具体的な行動を指揮・命令、実行する。
- CHECK(点検・評価):途中で成果を測定・評価する。
- ACTION(処置・改善):必要に応じて修正を加えて、その修正プランを実行する。
時間や人に余裕がなく、業務や次のキャンペーンや施策に追われて、PとDだけで回してしまっている場合も多く見られます。
このPDCAのスキームを確立させることで組織の知見として蓄積されていきます。
こうしてPDCAを回すことで、次のような成果が得られていきます。
- 関係各位全員が目的に沿った行動がとれる。
- 当初立てた計画通り進行しているかどうか常に確認できる。
- 結果がどうだったのか、当初の目標とそのギャップが確認できる。
- その結果から良かったこと、悪かったことがわかる。
- 次にすべきことの優先順位がつけられる。
おまけ
ホームページ作成&マーケティングは、